町家にうねる銅板『青海波』 富山・岩瀬で板金壁飾り
高岡・金谷さん伝統の技『若い職人見て』イチョウ形に切り抜いた銅の板金を縦横斜めに並べて作った波模様「青海波」の壁飾りを取り付ける作業が、富山市岩瀬大町の町家で進められている。取り組むのは板金職人の金谷昭二さん(80)=高岡市下牧野。青波海を手作業で作る技能を持つ職人は少ないといい、「若い職人に見てほしい」と意気込んでいる。 (林啓太) 作業しているのは岩瀬大町・新川町通り。約百三十年前の大火後に回船問屋などが造った町家が残っているが、老朽化や改修などで姿を消しつつある。 金谷さんは当時の風情をよみがえらせようと、豪華な銅板の壁飾りに取り組んでいる。 金属をやすりで削って金型を作り、約二百四十個のイチョウ形の部品(縦七・五センチ、横十三センチ)を製作。壁飾りの中の二カ所に縦約〇・六メートル、横約一・八メートルのわくを作り、その中にイチョウ形の部品をくぎで打ち付けた。計約八十キロの銅板を使用した。 二月末に完成する予定。 2008.2.7 中日新聞社 |