オイラの LIVE 2000
| どん帳が開けられると、スクリーンが有るだけ、???
−ただ、ただ、どでかく、ステージいっぱいで、一瞬、どん帳の色が変わっただけに見えた。 スクリーンの半分くらいの大きさだろうか?ステージが写り、楽器の音も聞こえている。ちょっと小さいなぁ、もっと大きくして欲しい。 おっ、カメラが拓郎さんに寄ったゾ。 拓「ちょっと、曲目変更しょうっか?」 なんて言ったかと思うと、ギターで“落陽”を弾き始める。 するとベースとドラムが、合わせた。と思ったら拓郎さん、すぐに止めちゃった。 拓 「今回は、そんな訳にはいかねぇから・・・安心しろよ」 ドラム・セットが、もう一揃い有る??? 拓郎さんは、弦の方に行って何やら話している。管の人達はリラックスしている様で、冗談でも言い合っているみたいだ。色んな楽器の音の中、拓郎さんの遠い声をマイクが拾う。 拓 「さっきのとこ、アレでサァ、もう1回やって」 カメラは、個々のメンバーを順々に追っていく。 ドラムがリズムを打ち始め、数小節して、ベース、ピアノ、ギターと、音が順番に加わって行く。 でも拓郎さんは何処に??? スクリーンの中は、ステージ全体に切り替わり、徐々にそのサイズが大きくなっていく。 ブラス・セクションが、ホーンを構え、吹き出す瞬間スクリーンが消え、LIVE 2000 BANDが現れた。 昨日の映像に合わせて、スクリーン裏で演奏を始めていたのだった。僕たちは、唖然と息をのみ、拍手さえも曲に間に合わなかった。 そうだ、拓郎さんが居なかったんだ。ぼんやりと思っていると、舞台袖から小走りで、ギターを抱えてやって来た。 弦の所へ行き、ピアノ、キーボード、コラース、ベース、ギター、E・ギター、ブラス・セクションとステージを右へ左と、笑顔で声をかけて回った。 最後にドラム・セットの前へ。僕らに背を向けて、ドラマーに、何か話している様子。 そして振り向き、ゆっくりと、真っ直ぐにマイクの前にやってくる。 一斉に、大きな歓声!!! 拓郎さんは、拳を握り締め、その甲を僕らに示す、ブラックライトに浮き出る蛍光文字は、僕ら全員の手と同じに緑色でおぼろに、でも大きな存在感を持ち光っている。 Takuro LIVE 2000 は、新しい歌だけで、始まった。 END ? |