基板写真
回路図サンヨーのAMラジオ用 IC,LA1600 を使った、電圧チューニング式の 7MHz 帯短波受信機です。 スピーカを鳴らすための低周波アンプは付加していないので、チューナ(?)と呼ぶべきものですが、このままでもクルスタル・イアホンを使って聞くことが出来ます。 AM 用の受信機で、SSB や CW を聞くことは出来ないため、アマチュア無線の交信は聞き取れませんが、国際放送やラジオ短波、韓国やソビエトの放送局など多くの放送電波が受信できます。 本機では選局のためにバリコンを使わず、可変容量ダイオードと呼ばれる逆電圧によって容量が可変できるダイオードを使って通常のボリウムで選局ができるようにしています。 可変容量ダイオードを使って十分な容量可変範囲を得るためにはやや高い電圧が必要で、電池駆動の受信機では不利な面もありますが、基板がコンパクトに収まることや、ケースに収める際にチューニング電圧用の配線を引き回してもバリコンのように不安定になることが無いなどの利点があります。 また最近ではバリコンよりも可変容量ダイオードの方が入手も容易です。 LA1600 はバリコンを使って製作すれば 1.8V 程度から動作する IC なのですが、本機では選局用の電圧にやや高い電圧が必要なため、電源電圧を 5V として、選局用にもこの 5V を使うこととします。 (LA1600 の動作電源電圧範囲は 1.8〜6V、推奨電源電圧は 3V 、最大電源電圧は 3,4 ピンに 9V、8 ピンに 7V となっています。) 可変容量ダイオードの 1SV149 (東芝)は 1〜8V の電圧範囲で 450〜25pF の可変幅が得られる AM 用のものですが、直流カット用の直列コンデンサの容量を 330pF として有効容量を若干小さくし、短波帯に良い値としています。 0〜5V の電圧変化で 4〜8MHz の範囲を受信することが出来ますが、もし可変範囲を広くしたい場合は、選局用電圧のために 8V の定電圧源を別に用意するとさらに高い周波数まで受信幅を広げることが出来ます。 本機に使っているような可変容量ダイオードでは電圧が 2V 程度以下に低くなるとQ(性能指数)が低下する傾向があり、本機でも電圧の低い 4MHz 付近では感度が落ちてきます。 広い受信帯域で、できる限り高い感度を得ようとする場合にも選局用電圧を高くすることは有効です。 コイルには 7MHz 用が2個と 455KHz 用の IFT(中間周波数トランス)と呼ばれるものが1個必要で、 7MHz 用は自作するか FCZ 研究所のコイルを使います。 自作の場合は 10mm角(10K) か 7mm角(7K) のシールド・ケース付きボビンがサトー電気から入手できますのでどちらかを使って下さい。 巻き数はどちらのボビンを使っても同じで良く、若干同調周波数が違ったとしてもコアの調整でカバーできます。 コイルの巻き数は回路図のように 12,12,11 としていますが、これは 7K ボビンを使って巻いた場合の値で、将来 BFO を使って 7MHz のアマチュア無線を受信してみることを想定して 7MHz 付近での感度が最も良くなる値としています。 455KHz 用の IFT は巻き数が多く、自作は困難ですので市販品を購入します。 回路図で IFT と並列に接続されているコンデンサは IFT に内蔵されているものですので、別に用意する必要はありません。 調整は OSC コイルで希望の帯域幅がチューニング範囲に入るようにし、RF コイルと IFT では受信感度が良くなる点に合わせます。 若干相互に影響してきますので2、3度くりかえす必要がありますが、そうむつかしい調整ではありませんので短時間で終わると思います。 ■CFU455と1SV149の端子接続図 |
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